2025年9月2日、大阪・オービックホールにて「中小規模法人向けAction!セミナー」が開催されました。
健康経営優良法人認定事務局(日本経済新聞社)主催の本セミナーは、健康経営をこれから始められる法人を対象にしたもので、当日は約50名の参加者が集まりました。弊社の実践事例や取り組みの工夫をお伝えする貴重な機会となりました。
セミナー概要
- 名称
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中小規模法人向けAction!セミナー
- 主催
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健康経営優良法人認定事務局(日本経済新聞社)
- 日時/会場
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2025年9月2日(火) @オービックホール(大阪)
- 対象者
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健康経営を初めて知る方、これから始める方、始めたばかりの方
午前の部では、経済産業省による健康経営の説明、事務局からの申請書解説に続き、事例紹介の2社目として 弊社代表取締役 稲田礼子 が登壇しました。
登壇内容の要点
会社紹介と理念
- 産業医・労働衛生コンサルタントとして「ともに育む健康経営 〜小さなことから一歩ずつ〜」をテーマに健康経営を実践
- I-QUONは「人類の健康と幸せを探究し続ける産業保健の専門職集団」として、働く人と企業が心身ともに健やかに働ける職場環境づくりを支援
健康経営を始めたきっかけ
- 健康は病気を防ぐだけでなく、人生の質(Quality of Life)を高め、未来を拓く力であることを実感したことが背景
- 経済産業省のいう健康経営の取り組みにより期待される効果について、これらのメリットは知っていたが、本当に効果があるかを検証した

社内推進体制と苦労した点
- 推進体制
- 最初はトップダウン、その後は担当者を中心に運営
- 課題と工夫
- 企画が単発で終わらないように「楽しく・ワクワクできる施策」を意識
- 社員の参加を促すため、既存施策にプラスαを加え、メリットを実感できる仕組みを工夫
- 経営層の理解を得にくい課題には、データに基づく成果の可視化や評価を提示
具体的な取り組み
- VDT作業環境への取り組み
- VDT作業環境の課題感改善のため作業環境測定
- ヘルシーデイ
- 健康を意識する土壌づくり→社員好評のため毎月の恒例企画化
- ウォーキングイベント
- 勤務時間外の運動不足解消のために定期開催
- 女性の健康支援
- 国の施策とも連動し、女性特有の健康課題に対応
取り組みの成果と変化
- 健康投資が「従業員の意識向上」と「企業全体の成長」につながることを実感
- 健康経営優良法人の認定申請とも連動させ、PDCAサイクルで改善を継続
参加者への取り組みのヒント
- 何から始めるか① 健康診断の活用
- 健康経営の最初の一歩として、まずおすすめなのが健康診断のデータ活用。
- 毎年行っている健診結果を、ただ「受けっぱなし」にするのではなく、様々な切り口で分析することで従業員の健康状態や生活習慣の傾向を早期に把握できる。
- さらに、健診結果とストレスチェックや時間外労働データを組み合わせることで、職場環境改善につなげられるのも大きなポイント。

- 何から始めるか② ストレスチェックの活用
- 次の一歩は、ストレスチェックの積極的な活用。近年中に50人未満の事業場での義務化が始まる。ストレスチェックを「健康経営の入り口」として位置づけることが重要。
- ストレスチェックを行うことで、標準化された数値による評価が可能となり、年ごとの比較やKPI設定がしやすくなる。これにより、健康経営のPDCAサイクルを効果的に回せるようになる。
- また、集団分析によって「組織としての課題」が見えてくるため、単なる個人ケアにとどまらず、職場環境全体の改善に直結させられる。
- 弊社では、セルフケアにつながる独自項目を追加することで、1回の実施で複数の課題を把握でき、費用対効果の高い取り組みとして活用している。

参加者へのメッセージ
- 健康経営は一度の取り組みで終わるものではなく、継続と工夫が大切。
- 小さな一歩からでも始めることで、従業員と企業の両方に大きな成果が生まれる。
まとめ
今回のセミナーでは、I-QUON株式会社の実践事例を通して、「小さな一歩から始める健康経営」 の重要性が具体的に示されました。特に、
- データに基づく施策立案
- 継続可能な仕組みづくり
- 経営層と従業員の双方への働きかけ
が実践的なポイントとして共有され、参加者にとって今後の取り組みの参考となる内容でした。
参加者の方々からも熱心に耳を傾けていただき、健康経営の裾野を広げる一助となったと感じています。
今後も弊社は、社員の健康を企業成長の基盤と位置づけ、実践的かつ継続的な健康経営を推進してまいります。
※ 健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

