本コラムは、弊社内で実施している健康経営※に関する取り組みから一部をご紹介するものです。
健康経営に取り組む皆様のお役に立ちますと幸いです。
11月・12月は、毎年恒例の取り組みとして「わたしの健康宣言」をテーマに、自身の健康を見直す機会としています。
11月 健康宣言と、3つの目標設定
11月のヘルシーデイでは、各自が「わたしの健康宣言」を行いました。
今年度は、健康目標を3つ設定したうえで、
- もし達成が難しくなった場合のセーフティ案(代替案)
- 目標を達成した場合のプチご褒美
も同時に考えてもらい、「無理なく続けられる目標」を意識した形としました。
「できなかったら終わり」ではなく、「状況に応じて調整しながら続ける」
そんな視点を最初から持てるような設計を意識しています。
12月 達成率の共有と、次の目標設定
12月のヘルシーデイでは、
- この1か月で何%達成できたか
- その結果を踏まえて次の目標をどうするか
を、それぞれ発表してもらいました。
発表内容は、
- 想定以上にうまくいったため、次はレベルを上げた人
- 思ったより難しかったため、目標を下げて再チャレンジした人
- セーフティ案に切り替えたことで、結果的に継続できた人
などさまざまで、達成度も次に向けた目標設定も人それぞれでした。
取り組みの一部をご紹介(抜粋)
社員A
★目標:24時までには就寝する(睡眠時間を6時間確保するため)
☆結果:40%達成
次の目標:現状の目標を維持し、まずは意識づけを継続する
社員B
★目標:間食を1日200キロカロリー以下にする
(理由:冬は甘いものやスティック飲料を摂りやすくなるため)
プチご褒美:マッサージに行く
☆結果:72%達成(平日は達成)
次の目標:平日は間食を200キロカロリー以下にする
社員C
★目標:週1回は運動する
セーフティ案:
・30分の運動
・1日10,000歩
・デトックス系など、汗をかく活動
☆結果:100%達成(週1回の運動+週1回10,000歩)
次の目標:平均7,000歩以上、もしくは7,000歩相当の運動を行う
社員D
★目標:週1回以上ジムに行く
セーフティ案:60%は達成する
☆結果:85%達成
ジムに通うようになったことで、歩数目標(平均6,000歩)も100%達成
今回の健康宣言イベントを通して、
達成率そのものを共有することももちろん大切ですが、
- なぜできたのか
- なぜ難しかったのか
- 次はどう工夫するか
といった過程の共有が、参加者同士にとって大きな学びになったと感じています。
他の人の取り組みを聞くことで、「自分ならどうか?」と考えるきっかけが自然と生まれていました。
小さな宣言が生む、行動変容の循環
健康行動は、やる気だけで続けるのは難しく、環境や状況に合わせて柔軟に形を変えていくことが現実的です。
また、一人で黙々と取り組んでいると、どうしても途切れやすくなります。
一方で、こうして目標や過程を共有することで、
応援や声かけが生まれ、他者の工夫から学ぶことができるなど、良い循環が生まれます。
この「さりげなく行動変容を後押しする仕組み」は、
まさにナッジの考え方を活かした取り組みの一例だと考えています。
おわりに
弊社の「ヘルシーデイ × わたしの健康宣言」は、特別なことを行うイベントではありません。
しかし、ひとつひとつの小さな取り組みの積み重ねが、結果として職場全体の健康意識を底上げしてくれていると感じています。
健康施策に悩まれている事業所の皆さまにとって、
小規模からでも始められる取り組みの一例として、参考になれば幸いです。
※ 健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

